《主な登場人物》
《目次》
プロローグ
新ソビエト連邦のべゾブラゾフの戦略級魔法『トゥマーン・ボンバ』の攻撃で、達也と深雪は辛くも無事だったが、深雪のガーディアン・水波が深雪達を守るため、
防御魔法の使い過ぎ、結果、魔法演算領域のオーバーヒートにより倒れてしまう。
折しも、以前、達也と深雪の母、深夜のガーディアン、桜井穂波と同じように・・・(魔法科(追憶編))
そして、その様子を風間中佐率いる国防陸軍第101旅団独立魔装大隊の特殊車両が撮影していた。
達也には事前に警告も促さず、秘密裏に...
達也にそのことがばれて、達也と風間、いや、軍部(第101旅団)に対する不信感&溝が生まれつつあるのだった。
あらすじ、概要
水波は、調布の自宅マンション近くの病院に入院した。
肉体的には、達也の再成の魔法能力で回復したが完治には至らなかった。
今後は、魔法使用に対する命の危険、制限がかかるかもしれない症状であった。
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一方、その頃、USNAでは、またマイクロブラックホールの実施が決まった。
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新ソビエト連邦の魔法攻撃に対して、日本政府の公表は攻撃相手を特定しないまま(伏せたまま)、非難したものだった。
しかし、九島光宣(くどうみのる)は、達也と同等のその超常的な知覚力(エレメンタル・サイト)で把握し、達也たちの状況詳細を姉の藤林中尉に連絡して確認した。
そして、桜井水波が入院しているという事実を知るのだった。
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マイクロブラックホールにより、またパラサイトが生み出された。
レイモンド・クラーク以下、警備をしていたUSNA軍スターズ第6隊もパラサイトに同化されてしまった。
北アメリカ大陸合衆国ニューメキシコ州ロズウェル郊外。スターズの本部基地。
パラサイトに乗っ取られたスターズ軍の反乱が始まった。命からがら基地外に逃走し、総隊長リーナ、パラサイト化を免れた隊員はバランス大佐の命により日本の四葉、黒羽家に保護された。
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一度目のお見舞いには達也たちは不在だったが、二度目の水波の見舞いに達也たちも光宣(みのる)と遭遇する。
既に光宣は、自分自身の意思、水波に対する特別な感情からパラサイト化していた。
達也たち、水波本人に、パラサイト化こそ、魔法演算領域の修復の道がある と説く。
パラサイト化は人ではなくなる行為 だと達也は逆に説くが、水波を死なせたくない、魔法を取り上げたくない、という強い気持ちが働いている光宣は、達也と言い争い、遂に激高する。
達也と光宣は病院外で戦闘を始める。
元々、光宣は、九島家の魔法を全て習得している。
しかも、現在では亡霊として、光宣に取り込まれている周公瑾の生前時に習得していた古式魔法もあり、更にパラサイトの驚異的な治癒力をも会得した彼に、達也は苦戦する。
その後、互いに一進一退の攻防のあと、光宣は退却した。
この事件の重大性を鑑み、九島烈(光宣の叔父上)に報告。その意向を受け、臨時師族会議が開催された。
四葉家は桜井水波の護衛、病院外の警備は十文字家、七草家が迎撃捕縛。
九島家の援軍に二木家(ふたつぎけ)更に、援軍二陣に一条家と決定した。
まとめ、感想、26巻のあらすじ予測
一高の授業中、またべゾブラゾフのトゥマーン・ボンバの発動。
また、達也に返り討ちにされてしまいますが・・・
など 読みどころがあります。
最新刊の魔法科 31巻《未来編》において、ついにベゾブラゾフは達也によって斃されてしまいます。
達也に、チェイン・キャストの魔法式を盗まれるだけ盗まれて、利用されるだけされてしまって、一条将輝の新戦略級魔法『オーシャン・ブラスト』(魔法科 27巻 急転編)や深雪の戦略級新魔法『氷河期(グレイシャル・エイジ)』(魔法科 31巻 未来編)に応用されてしまう。
最期は、ちょい かわいそうな気もしましたが、コイツが今までやってきたことを考えると、しゃあないですね。
それにしても、またしてもUSNAはマイクロブラックホール実験やっちゃうんだ!
以前の 魔法科(来訪者編) で理解していると思ったのですが。(笑)
パラサイトが出現するから、やめればいいのに・・・
懲りないというか、学習しないというか!
さて、水波ちゃんはどうなっちゃうの?
なんかウルトラC級の治療法とか出てくるのかな?
たとえ元に戻らなかったとしても、深雪達と家族同然なんで、深雪のガーディアンの使命は果たせなくなったとしても、プロ意識最強メイドさんとして、深雪とキッチン争奪戦を繰り広げて欲しいですねー
USNA軍総隊長リーナの達也達への合流、これから、パラサイト達への逆襲が始まるのでしょうか?
なんか、来訪者編第二弾な?!気もしますが……
光宣は? 一体どこに? 一応、高校生だし、病弱気味で強力なツテなさそうだし、 取り込んだ亡霊 周公瑾の知識使って、横浜中華街あたりに潜伏してるのか? グ・ジーみたいに昔のツテを使って、転々としているのか?
展開的には、四葉家の情報力をもって、光宣を探し出し、先制攻撃もありそうですね。
ただ、達也並み、もしかしたら、それ以上のエレメンタル・サイト能力持っているから、一筋縄ではいかないでしょうね。
飛躍し過ぎますが、今回の件でかなり責任感じて、九島家、いや『世界最巧』と謳われる
九島烈VS九島光宣の身内対決があったりして!?
軍部に在籍している、姉の藤林中尉も心情は複雑ですよね〜 なんとか接触して、説得しようと試みる気がしますが。
十師族連合と光宣連合?!の衝突はあるのか?
最終的には、達也?に撃たれて悲劇になるのか?
それとも……
病院外の戦闘でも、まだお互いに余力を残している感があったし、達也も完全に本気で、光宣を倒そうって様子じゃ無い気がしました。
達也自身も過去に、古都内乱編の京都案内で世話になっていて 、後輩 光宣と知己な関係だし、水波ちゃんも姉の藤林中尉たちも悲しむだろうから、なんとか “消さない” 方策にもっていこうとするでしょう。
あとがきを読む限りでは、光宣は今後の展開でキーパーソンになりそうな予感しますね。
次巻の26巻を拙い予想で考察すると、光宣が単独行動するのか?
いくら強くても十師族連合に、たった一人で立ち向かうのは無理っぽいし、パラサイトと同化したとはいえ、まだ自我があり、理性的な頭の良い光宣はそういう選択はしなさそう?
となると、周公瑾の亡霊をとりこんでいるので、大亜連合と手を組むか(利用するか)、公瑾時代の残存兵力(既存のツテ)を使うか? パラサイト化したUSNA軍たちを日本に呼び寄せ協調する。
若しくは従わせ、もしかしたら、親玉(ラスボス)の座についちゃったりして。
でも、現時点では、まだ自分を持っている 光宣がそんな過激な行動するかな?
なんらかの理由で、力が弱まり、パラサイトに完全に取り込まれ、暴走する!っていうなら、理解できるけどねー
あまり深く考えず、単純明快に考えると、光宣とパラサイト化したUSNA軍vs達也たちの十師族連合+リーナたち って構図になるのでしょうか?
もしかしたら、日本の軍も絡んできそうだから、もうにっちもさっちもいかず、どうしようもなり、最終最後の手段として、ファイナル・ウェポン 三度目の、正確に言うと四度目の達也の『マテリアル・バースト』発動!で、まとめてけりをつけそうな気もしますが・・・?!
ドラゴン・ボールの悟空の元気玉みたいに…(笑)
落しどころとして、美波ちゃんも元通り、光宣君もパラサイト化したUNSA隊員もパラサイト追い出して元通り、しかもパラサイトたちも退治して、全ておいて万々歳!ハッピー・エンド!って感じは、個人的には如何なもんかなぁ?って思いますが。
まぁ『さすおに』(さすがはお兄様!の略…深雪が兄の達也を讃えてよく使うフレーズ)の達也ならやっちゃうかもしれませんが!?
次点ハッピー・エンド、ちょっと苦味を残す結末も悪くはないと思いますがね。
いずれにしても、良い意味で読者の予想を裏切る展開、
ある程度納得できるような結末だったらいいのですが…
さて、いよいよ佳境に近づいてきました。
あとがきによれば、次回、第26巻は『インベージョン』(侵略・侵入)編だそうです。
上下巻なのか?上中下巻構成なのかは?わかりませんが、大体、約一ヶ月ペースなので、五月中には最新刊26巻がでるのかな!?
今のところ、魔法科オフィシャルサイトにも情報ないし、そろそろ来年辺り、二期アニメ製作して欲しいですネ。
追記: 6月14日のツイッター経由(電撃文庫)情報で、魔法科26巻 インベージョン編は、
『8月10日』発売予定 になった とアナウンスがありました。
約二カ月後ですねー となると、次巻の27巻は9月10日なのかな?
特に上下巻とか謳ってないので、インベージョン編 単発で、続編はまた○○○編とかに続くのでしょうか?
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