残念ながら、以前に行ってみたら、地元のネットカフェ(マンガ喫茶)には無かったので、現場帰りに再度、池袋に寄り道。
事前に、ダイス池袋店のアプリ内、蔵書検索で所在確認していたので、追憶編(1〜3巻)、来訪者編(1〜4巻)の漫画(コミック)を一気読み。
(※漫画コミック魔法科高校の劣等生 来訪者編 5巻は、平成30年 8月末の後日、読んだもの。 まだ完結してなかった。 6巻で完結。)
やっぱ、文庫本で読むのもいいんだけど、中古でもまとめ買いするとそれなりにかかるし、マンガに比べると絵(作画)がない分、記憶にあまり残らないもので………
残念ながら、来訪者編のコミックマンガは(4)で完結してなく、クライマックス、最後の方が気になってしまい、結局のところ、文庫本(ラノベ)を後日、来訪者編全巻を購入してしまいました(汗)
《主な登場人物》
《目次》
プロローグ
以前の深雪(みゆき)は、自分の兄 達也が苦手だった。
家族でありながら、使用人同然の扱い、無愛想な態度。
兄と目があえば、不機嫌な口ぶりになってしまう。
それでも、そんな妹の深雪に 健気に『ガーディアン』として付き添う兄。
沖縄のある事件、達也に対する気持ちが深雪の中で大きく変わってゆく………
魔法科追憶編、あらすじ、概要
母の深夜(みや)、兄の達也、妹の深雪、そして、深夜のガーディアン・桜井穂波は沖縄旅行に来ていた。
外で深雪が散歩をしていたら、(なんかかなりお決まりの展開ですが...)、旧沖縄軍駐留遺児の第二世代、残された血統って意味の“レフト・ブラッド” という体格の良い軍人に絡まれて、深雪を守るために達也がストリートファイトして撃退したり、
はたまた、海上をみんなでクルーザーで航海していたら、大亜連合の潜水艦からいきなり魚雷が発射され、分解魔法で魚雷を消失させたり。(達也の高等魔法に目を見張る深雪!)
後日、その潜水艦からの襲撃事件の詳細を伺いたい と恩納基地から連絡が入り、恩納基地の将官が深雪たちの館を訪れる。
そこで、後々 アニメでも出てくる、達也と風間少佐(この当時の階級は大尉)とのファースト・コンタクト‼ そこには従卒していた桧垣・ジョセフという達也にからんだ二世の軍人もいた。
桧垣は達也と深雪に謝罪し、最後に、風間から達也に対し 恩納基地へ見学に来ないか?との誘いを受ける。
その翌日、深夜、穂波、深雪の三人は、女性同士で出掛ける用事があり、達也は深雪の護衛の任をその日だけ解かれた。
達也は恩納基地に見学に行くと、深夜に告げた。
すると、日に日に達也(兄)の自分の知らない面、そして、そのことを気になってしまっている深雪が同行を申し出た。
真夜の同意を得て、達也と深雪は恩納基地に向かう。
そして、達也は恩納基地で風間達との親交を深めるのだった。
深雪は放置気味だったけど……
後日、沖縄諸島沖で国防軍の警備艦が攻撃により、沈没させられた という緊急ニュースが入り、
深夜の妹、真夜の事前連絡により、身の安全を図るべく恩納基地内に保護してもらう。
そこに、大規模な大亜連合の艦隊が襲撃して来る。
それに呼応して、魔法が使えない劣等感の塊 レフト・ブラッド軍人達の反乱が基地内で起こる。
深夜の命により、外の様子を見に行かされる達也。
その隙に内乱軍が侵入し、魔法発動を阻害するキャスト・ジャマーの使用により深雪達の魔法発動が上手くいかず、結果、銃撃により深雪達は瀕死の状態に陥る。
だが、駆けつけた達也の信じられない再成魔法の能力により、深雪達は蘇る。
ここで、深雪の達也から、“自身の命を救われ 命を再度、いただいた”いう決定的な 深く熱き恩情のような思いが芽生える。(見どころの一つ)
そして、深雪に手をかけた達也は激高する。
風間達の軍と行動を共にし、敵の兵士たちを、容赦なく、まるで殺人マシーンのように、ぶんかい・ブンカイ また分解 と消し去っていく。
しかも、味方の兵士は敵方の銃弾に倒れても、達也の再成によって甦る、敵側からすれば、白昼夢を見ているようでしょうね!
アニメの横浜騒乱編での敵方(大亜連合)が摩醯首羅(マヘーシュヴァラ)若しくは、デーモン・ライト(悪魔の光)と呟き、こと切れていく様子は、この沖縄戦での出来事を受けてのことですね。
そのおかげで上陸部隊は殲滅したが、海上の敵艦隊の接近に、以前から構想にあった物質(弾丸)をエネルギーに変換する驚異的な破壊力の魔法を艦隊に飛ばして葬り去ろうと試行する。
だが、達也の力では射程20キロメートル以内が限界だった。
それは、敵方の砲弾の射程内でもある。
深夜の了承を得て、後から応援にきた調整体魔法師『桜』シリーズの穂波が、バイクで割り込んで来た。
『桜』シリーズのその特性は、強力な対物・耐熱防御魔法。
その強力な防御障壁で、敵の砲撃を達也たちから守る。
そして、のちのマテリアル・バースト(質量変換魔法)の原型となる 魔法発動で、敵の艦隊を沈めた。(見所の一つ)
だが、その代償は大きく、穂波は、達也の魔法発動の時間稼ぎ&多数飛来した砲弾からの防御による、過剰な魔法力を連続行使した負荷、
つまり、魔法の使い過ぎ、魔法演算領域のオーバーヒートにより命をおとしてしまう。
まとめ、感想
入学編の前、深雪が中学一年生のころの話。 母の深夜から深雪に達也の秘密が明かされる。
生まれつき通常の魔法能力を持たない達也の子供時代の回想場面があります。
魔法科 一期アニメでは、入学編➡九校編➡横浜騒乱編 原作ラノベでは、その次の巻(8巻)になります。
時系列で言えば、こちらが先なので、コッチを先に押さえるべきだと思いました。
穂波が逝ってしまった、この追憶編の話は他の巻など
魔法科25 ESCAPES編<下>
においても、達也たちの後々の回想場面に深く関わってきます。
母親の深夜もその約二年半後に亡くなってしまいます。
この巻は深雪と達也の本当の意味での 兄妹の絆が開かれた ターニング・ポイントの巻だと思いました。
アンタッチャブル〜西暦2062年の悪夢〜のあらすじ、感想
追記: 後日、原作小説(ラノベ) 追憶編8巻を読んでみたら、
最後の方のページに『アンタッチャブル』ーー西暦2062年の悪夢ーーという短編がありました。
真夜が12歳の時、国際魔法協会アジア支部主催の少年少女魔法師交流会で台北に行った時、
誘拐されて、大連(中国の南方の小国)の崑崙方院(魔法研究所)に連れ去られる という話。
その時に一緒にいた七草弘一も襲われ、 重傷を負い、右眼を失う という 事件があったということ。
だから、濃い目のサングラスを掛けているんですよね、現在では。
ちなみに、弘一と真夜は、かつては婚約者同士だった!
ということが判明しました。
漫画では描かれていませんけど……
何気に 結構 重要な話だと思いますが!?
真夜は、崑崙方院(こんろんほういん)で実験体にされ、女性としてあらゆる恥辱行為をされてしまいます。
その後、救い出され 戻って来る訳ですが、心は完全に閉ざされてしまいます。
この精神状態を打破するため、父の元造の指示で姉・深夜(みや)の特異な精神干渉魔法により、経験の記憶を感情から隔離し、実感を奪い、ただの意味記憶(知識)として書き換えてしまう。
だだし、深夜の力では、崑崙方院での記憶だけを抜き出して、それだけを改変できない。
なので、妹・真夜の今までの経験を全て知識に変えてしまうしかない!というものだった。
それはすなわち、真夜の大切な思い出を奪う ことになる。
結果、精神崩壊は避けられたけど、
この行為は、今まで生きていた真夜自身を形作ってきたものを無くしてしまうことになるわけで、姉妹間にすれ違い、溝ができてしまう。
その後も深夜はまるで取り憑かれたかのように、自分の息子 達也を精神干渉魔法で魔法演算領域を操作したり することにより、自身も感情欠如状態になり、次第に衰弱していってしまう。
そして、娘に手をかけた、崑崙方院 大連政府(約4000人)を、四葉家は半数以上の犠牲者を出しても、半年の間、閣僚と高級官僚と士官、魔法師、研究者を暗殺した。
このダメージにより、一年後、内部崩壊し、大亜連合が中華大陸を統一する。
その時の四葉家当主 元造は復讐行動の精神干渉攻撃魔法『死神の刃』(グリム・リーバー)の使い過ぎによる魔法領域のオーバーヒートにより、命を落としてしまう。
まさにスーパー浪花節、滅するまでは執拗に攻撃を続ける不退転の決意!ですね。
四葉家の魔法師30人程で、約4000人を斃す! って… まさに 一騎当千 以上の戦闘能力!
小国とはいえ、国自体を崩壊させちゃうなんて ヤバい一族ですね。
ある意味、一族の結束が固い! やったら、やり返す!しかも徹底的に!
この時、崑崙方院に所属していて、逃れ落ちたのが魔法師グ・ジー(中国名:顧傑)、ジード・ヘイグなわけです。
祖国がなくなり、転々と惨めな放浪生活を余儀なくされ……
当然、四葉家に恨みを持つでしょうね。
コイツがのちに、横浜騒乱編に出てくる 周公瑾の師匠(大師)であり、『ドラゴン・ヘッド』の元締め、《九校編》での一高への妨害行為、《入学編》にも介入してくる 『ブランシュ』の総帥。
として、影でいろいろとちょっかいを出してくる訳です。
さらに、師族会議編では、四葉家当主 真夜を狙い、しかも他の師族の当主たちをも巻き込んで、師族会議会場の箱根のホテルに自爆テロ事件を起こします。
結局、真夜は、最先端の再生医療をもってしても回復せず、子供が産めない身体になり、弘一との婚約は解消。
弘一は真夜に対しての贖罪?!から移植可能なクローニング技術で眼球を作り出さなかった。
そして、右眼と恋人を永遠に失ってしまった。
悲劇の当事者の真夜は勿論のこと、それに関わる人達にも暗い影を落としたんでしょうね。
こののちに、真夜も四葉家の当主になり、弘一も七草家の当主になり、十師族中 双璧と呼ばれる立場になります。
ことあるごとに、弘一が真夜に対抗したり、真夜が弘一に対して含むような発言をするのは、ここら辺の過去の“わだかまり”がある!? のかもしれません。
この衝撃的な出来事があったため、四葉家は『アンタッチャブル』 (不可触 関わってはいけない者たち)と、のちに呼ばれるようになり、また、畏怖されるようになるわけです。
更に、この大事件を教訓として、その一族にとって重要な人物、次期当主などを護衛する守り人、ガーディアン(守護者) という独特な制度が作り出されたようですね。
[追記]:魔法科高校の劣等生 追憶編 アニメ化決定!※2022 1月より各アニメ配信VODより放映中・・
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