魔法科高校の劣等生 26巻インベージョン編 感想 ネタバレあり

魔法科26巻 インベージョン編 ラノベ表紙イラスト

プロローグ

リーナが達也のもとにたどり着いた、その71時間前。
リーナが脱出を果たしたスターズ本部基地では、恒星級隊員同士の戦闘が続いていた。

スターズは隊員を魔法力によって、恒星級(1等星級)、恒星級(2等星級)、星座級、惑星級、衛星級(サテライト)にランク分けされている。
その最強クラスである恒星級隊員同士が訓練ではなく、本気で魔法の火花を散らしていた。

リーナの脱出の際 暗殺しようとした者たち…第三隊長アレクサンダー・アークトゥルス大尉。第三隊一等星級隊員ジェイコブ・レグルス中尉。第四隊長シャルロット・ベガ大尉。同隊一等星級隊員レイラ・デネブ少尉。

一方、リーナの脱出を支援した者たち…第一隊長ベンジャミン・カノープス少佐。同隊二等級隊員ラルフ・ハーディ・ミルファク少尉。同じく二等級隊員ラルフ・アルゴル少尉。

この内、ミルファクはリーナを乗せたピックアップトラックを改造した実験車両を運転して、彼女と一緒に基地を脱出していた。

本編 概要 要約 あらすじ

(1)カノープスはアークトゥルス、レグルス、ベガの三人を一人で相手にしていた。
一人づつ、確実に減らしていったが、ふと視界に新たな人影を見つけた。
イアン・ベラトリックス少尉とサミュエル・アラニラム少尉に、 両側から腕を抱える格好で負傷した意識朦朧のアルゴルを引きずっていた。
増援とアルゴルを人質にされてカノープスは仕方がなく投降した。

(2)個室に押し留められたカノープス、その後ウォーカー基地司令官と面会。司令官も既にパラサイトに汚染されていた。ウォーカーから司法取引を持ちかけられ、ミッドウェー刑務所を希望する、カノープス。
アルゴルとシャウラも同様の処置を願い出た。
カノープス、アルゴル、シャウラに対する禁錮刑は早くも翌日に正式決定された。
この異常な速さの決定手続きにペンタゴンでは不審を覚える者も多かった。だが、その決定を妨げようとしたのは、バランス大佐を含めて存在しなかった。

(3)分家 黒羽家に一時的に匿われ、深雪たちの自宅マンションに一泊した後、リーナは新たな潜伏先、三宅島の東 約50キロの海上に浮かぶ『巳焼島』(みやきしま)に移動。
深雪、達也もこれに同席していた。
第三次世界大戦後、軍民を問わない魔法師専用の秘密刑務所になり、その管理を四葉家に委託された。四葉家以外に強大な力を持つ魔法師犯罪者を完全に管理出来ず、その業務を引き受けることで、巳焼島を取得したのである。
広さは東京の国立市(8.15キロ平方メートル)とほぼ同じ大きさで、インフラは意外と整っていた。
四葉家の新たな本拠地を造る。ESCAPES計画のプラントを建設する。と、達也は四葉家当主、真夜から以前から聞かされていた。

(4)達也たちが巳焼島を訪れていた頃、USNAから日本に対し、外交ルートを通じて 日本で消息を絶ったアンジー・シリウス少佐の捜査協力依頼。発見、保護し、大使館に引き渡して欲しい という内容。
日本はリーナの捜索と保護を約束した。
その対処が101旅団に回って来ていた。
既に、四葉家から軍部にアンジー・シリウスを保護してる旨を知らせて来ていた。ただ、どちらかというと、警告!!
「四葉家の保護下にあるリーナ 国防軍は手出しするな」
と いったところだった。
佐伯、風間は、大黒特尉(達也)にリーナを差し出すように要求しよう と考えていた。

(5)巳焼島から帰った深雪と達也は水波の病室を訪れた。そこに、同級生として見舞ってくれている七草泉美、香澄 姉妹の姿があった。
病室の中で、光宣(みのる)の襲撃の話になり、パラサイトを増やす可能性ついて 話し合っていた。
深雪がふと、エリカたち にも警告しとくべきではないだろうか?と達也に提案する。
達也は迂闊だったと反省し、エリカ、レオ、幹比古を
『アイネ・ブリーゼ』…放課後、よく皆が集まり、憩いの場になっている喫茶店。
に 呼び出して欲しい、と深雪に頼んだ。

光宣の話題は続き、深雪は水波に 光宣への想い を確かめる。
更に、達也が追随する。「光宣が目の前で殺されそうになっても、邪魔をしない覚悟を」と。

ただ、水波の様子からは、一時的な勢いで言っているだけで、深く考えていないのは明らかだった。

(6)6月24日 月曜日。 四葉で開発されたエアカーのテストで巳焼島を訪問。このエアカーは、達也が東京と巳焼島の移動手段である。その後、リーナに会いリーナ用のCADの調整を行う。FLT社製の完全思考操作型。
施設の守りには、万全を期しているとはいえ、USNA軍の攻撃からの自衛手段で必要と考えていた。

(7)達也、『アイネ・ブリーゼ』の門をくぐる。
既に店内には、エリカ、レオ、幹比古、雫、ほのか のいつもの定番メンバーが集まっていた。

達也はストレートに光宣がパラサイトになったことを皆に報告した。
水波のこと(トゥマーン・ボンバから深雪たちを守る為に魔法演算領域の損傷は伏せてまま)を治療するため 光宣がパラサイトになってしまったことを追加して。
こっち(東京)で知り合いは、七草先輩、香澄、泉美以外は皆しかいない。協力者にならないように進言する。

更にリーナが来ていることも打ち明けた。
リーナの来日には、再びUSNAでパラサイトが発生したことが関係してる と説明し、日本に侵入し光宣と共闘することは十分考えられる と付け加えた。

そのあと、九島閣下からパラサイトを封印する魔法が提供されることになっていると説明した。
だが、達也は、光宣も九島家の魔法師だったことに思いを馳せ、その対抗手段を既に完成しているよう、そう考えていた。
上手くいかなかった場合の保険を掛けて、幹比古を頼るかもしれない ことを達也は告げた。

妖魔対策は古式魔法師の使命!
幹比古は達也に、「その時は、是非 力にならせて欲しい」
と 力強く頷いた。

(8)達也たち帰宅後、風間からの電話が鳴った。
勿論、アンジー・シリウスを国防軍に引き渡して欲しい
という要求である。
達也は本家 四葉家に要求してくれ と 反問した。

国防軍は、民間人がリーナを保護することを認めない。
それを理解して欲しいと、風間は念押しした。

再度、引き渡しは、本家に要求してください。
と言い返し、でも、達也も風間も決定的な決裂を避けていた。
お互い相手の利用価値を認めた結果であった。

(9)達也と深雪の新居となったビルは、四葉家の東京本部として建てられたものだった。その地下室に魔法訓練練習施設も存在する。
その地下室練習施設で達也は、無系統魔法で霊子情報体であるパラサイトを封印、拘束できないか?考えていた。
人間と同化してる状態のパラサイトに損傷を与える目的で編み出した 『徹甲想子弾』もパラサイトを弱らせる効果はあったが、活動停止には至らなかった。
鎖、網、縄 色々と 試してみたが、ヴィジョンが描けず、違うような気がしてならない。
本物を使って、練習出来れば…… と思い、達也は、
師匠(九重八雲)に相談しようと、九重寺を訪ねてみることにしたのである。

(10)6月25日 火曜の早朝。達也は久々に九重寺を訪れていた。
不思議なことに山門をくぐっても、人の気配がまるで無かった。

達也は特に、事前に連絡して、八雲との約束をしてはいなかった。空振りだったら、それでいい とも思っていたのである。

そこに、独立情報体…使い魔 精霊の風がいきなり、襲ってきたのである。
師匠の仕業か? と達也は思ったが、情報体に込められている攻撃力は当たりどころが悪ければ、死に至るレベルだった。
必死になる達也。 右手を開いて突き出し、想子(サイオン)の盾を創り出した。その後、突き出した右手を握り締めるように閉じた。
独立情報体ごと圧し固められていく。
想子の球体から風の精霊が抜け出して来ないのを確かめて、達也は息を吐いた。
ヘルメットを拾おうと注意が逸れた瞬間、内側から爆発的な膨張圧力がかかる。
球体を真上に投げ捨て、ソレを破裂させて、精霊は自らも爆発した。
そこに…「やあ、惜しかったね」
と、師匠の八雲が現れる。
「もう少し、念圧のかけ方を工夫すれば、封玉は完成していただろうね」
と…
八雲は、達也がパラサイトを封印する方法を訊きたい、光宣のこと、アメリカでパラサイトが再発生したこと、既にお見通しだった。

八雲は達也の質問に全てを答えない。
達也も八雲の五年の付き合いでソレを知っている。

最後に、「自分で工夫してみます」と返事をし、
それに応えるようオマケで、「吉田家の次男坊(幹比古)相手に練習してみると良いよ」
と八雲は言った。
達也にとって、今朝の収穫は十分、期待以上のものであった。

(11)ついに、水波の病院に光宣(みのる)が現れた。
七草真由美、香澄、泉美の三姉妹は、迎撃、捕縛に動いた。
真由美たちが現場に到着した時、戦闘は一時的に終わっていた。病院の裏口。香澄、泉美に負傷者の魔法師を手当てするよう指示し、単独で光宣を追跡する。
真由美の異能『マルチスコープ』で光宣を捉え、『魔弾の射手』で集中砲火を浴びせる。
一方、双子の姉妹は救急車の代わりの七草家の救護部隊が来るのを待っていた。
そこに、真由美の追跡をかわした光宣の雷撃・スパーク魔法が襲ってきた。
香澄が『凍気弾』(フリーズ・エア・ブリッド)を放つ、
香澄が魔法を放つと同時に 泉美が領域干渉の防御陣を張り巡らせた。
事象干渉力の力比べで、光宣からダメージを負ってしまった!
一人づつでは、無理と感じた姉妹は、二人の力を合わせた『乗積魔法』を発動した。魔法の明かりで照準を付けたのち、次の魔法を発動した。
『冷気嵐流』(コールド・ストリーム) 深雪に憧れる泉美が、深雪と同じ冷却魔法を使いたい という気持ちから新たに会得した魔法だった。
光宣は動かない。だが、倒れもしない。しばらくすると、光宣の体に付いた霜が消えていく…
「もう、一度〜〜!」と、姉妹は声を合わせ、
更に『窒息乱流』を放つ。
だが、シールドに阻まれ、上空から引きずり下ろされた下降気流で無効化された。
今度は自分の番だ!と言わんばかりに、光宣の攻撃で二人は倒れてしまった。
半覚醒状態で魔法抵抗力を失ったいた二人を 次は古式魔法の幻術で熟睡状態に導く。

二人を傷つけるのは、本意ではない。

光宣は、水波を救いたい、意思を確かめて自分の考えを受け入れてくれるなら、パラサイトにし、そのあとはひっそりと隠れて暮らすつもりだった。

ついに、光宣が裏口のドアに手を伸ばす。

そこに、光宣の幻術で騙されていた 真由美が現れた。
真由美は投降するよう光宣に言い放つ。
悪いようには、しないと。

光宣の奥の手、影から4本の脚が伸びる。
そのシルエットは虎に似ていて、真由美に牙を突き立てる。
真由美の身体から血が吹き出す代わりに、彼女の身体は意識を奪う雷撃に見舞われた。
屋上の縁に倒れた真由美の身体がぐらりと揺れる。
真由美の身体が落下する。
「しまった!」と思った 光宣の重力制御魔法よりも早く、空から降ってきた たくましい人影に包まれた。

その巨体は、十文字家当主、十文字克人だった!
克人は真由美を抱いたまま、光宣に背を向けて、彼女の身体をそっと道路に横たえる。
光宣は、克人を背後から攻撃しなかったーーーいや、できなかった。
「少し待て!」と無言で語る背中に、気を呑まれていた。

克人の攻撃が始まる。 円筒状の檻、直径四メートル、高さ2メートル 全ての方位を取り囲んだ。
そこに、真上から蓋にするように円形の天井が落ちてきた。
直径4メートルの円い壁に対して、直径50センチの円形シールドを全力で作り出す。
克人の障壁と光宣の障壁が同時に砕け散る。
跳躍魔法で『檻』を飛び出した光宣だったが、片膝を付いてしまう。
光宣は反攻の魔法を放つ。『青天霹靂』(クラウドレス・サンダー)
『黒犬』(ヘルハウンド)黒い化成体、その『影獣』
アウストラルサイドから因果を逆転させる系統外魔法、
対物理シールドでも防げないのはず!?
の魔法すら、消えてしまった。

ファランクス➖防御する対象を限定し、他の空間属性を本来ある性質を維持する作用、術者が定義した遮断機能以外の空間に対する事象改変を認めない領域干渉魔法。
光宣は、大抵の魔法師を凌駕する事象干渉力の持ち主だが、残念ながら克人の障壁を力尽くで打ち破る程の出力は有していなかった。

光宣は、さらに分身をばら撒いてその影の間を素早く飛び回った。そうして克人の目を眩ませながら、次々と魔法を繰り出した。
彼が普段から使い慣れている魔法……スパーク、青天霹靂、プリズマ・ブリット、熱風刃、、
窒素乱流、ドライブリザード 七草姉妹の得意魔法まで

しかし、その意表をつく、怒涛の魔法攻撃すらも克人は防ぎ止めてみせた。

そして、僅かな隙間をついて、克人の『攻撃型ファランクス』を飛ばす。一箇所に集中してではなく、ばら撒かれた幻獣全てへ、散弾式に。その一枚が光宣に命中する。
光宣は相殺したが、相殺することで自身の位置を曝してしまう。更に押し寄せる 攻撃型ファランクス に跳ね飛ばされてしまう。肋骨を何本か、内臓に深い傷を負いながら、反重力の魔法をかけ、闇の中、勢いよく上昇する。
彼は傷だらけになりながら、低く垂れ込めた雲を破って逃走を果たした。

(12)「甘かった!」と個型列車のシートに背中を預け、安堵と後悔の溜息を光宣は吐き出していた。
『仮装行列』(パレード)を解かず、警戒心は薄らいではいない。真由美、泉美、香澄の戦闘シーンの反省を心の中でする。 そして、克人。
鉄壁の異名を肌で体感し、光宣にとって、達也よりも強敵かもしれない!?と悟った。

もう自分一人の力では攻略できない。

自身の無念を噛み締めていた。

光宣は、富山で電車を降り、個室カフェに入った。
完全ロボットサービスの個室カフェは従業員と顔を合わせるリスクがない。カメラの存在もあるので、
無論、パレード(仮装行列の魔法)を解いてはいない。
彼は時間を潰すため、公瑾から得た知識で占術を試してみた、、、

自分にとって、「吉」である場所を占った結果は、南西、島、空、港 だった
光宣の頭に思い浮かんだ候補は、関西国際空港と神戸空港だった。その後、「時」を占い 今日の夜と出た。
直感で、関西国際空港、今日の夜。

追跡者の有無を確認する為の時間は十分 経過した。
光宣はカフェを後にし、再び電車に乗った。

(13)光宣の襲撃があった翌日、達也は真夜の呼び出しを受けた。
スターズが処刑チームを出動させた というものだった。
ペンタゴンの決定ではなく、スターズの独断。
深刻な内部対立を抱えている旨を伝えた。
首都圏の空港、空軍基地には監視員の派遣の手配済み。
ただ、首都圏以外の空港対応の問題!?がある。
真夜は、政府の方々を慮り、達也に可能な限り、捕らえる方針でいくよう指示した。

(14)関西国際空港にUSNAロサンゼルスの直行便が到着した。
そこには、濃い目サングラスを掛けた男性 ジェイコブ・レグルス中尉。連れの少年はレイモンド・クラーク。
父のエドワードの指示ではなく、パラサイト間の話し合いによって決められた。
出国前から2人は話し合って、テレパシーは使わないと決めていた。だが、うっかり使ってしまう。
空港警備の応援に来ていた警官の1人がテレパシーを察知し、無線で人物照会をする。

警官の尾行に気づいた2人はスーツケースを置いて駆け出した。
すぐに後ろまで迫って来た警官をサイコキネシスで吹き飛ばした。
車を奪って逃走を計ろうとした。スピードが出そうな有人タクシーを物色した。
だが、2人の視線を引き寄せたのは、暴力団が乗り回していそうな大型高級乗用車だった。
『乗って』とテレパシーで促し、2人は頷き、その車に乗り込んだ。
九島光宣が手配した車だったのである。

(15)テレパシーを使う密入国者のことは、地元の警察から二木家、二木家を通じて十師族の間で情報共有された。
真夜中に、達也は 「関空に現れた」という知らせを筆頭執事の葉山から聞いた。当然、黒羽家にスターズと推定される密入国者の捜索が命じられたことも知った。

(16)パラサイト間の意思の統一が 光宣だけ ないことにクラークは苛立つ。夜中の睡眠中、ふと深い意識の中にパラサイト クラークが話しかけてくる。司波達也を抹殺するという統一された思念に同化させる為に。
光宣はその思念の波(囁き)に抗った。光宣は最後まで、自分であり続けた。だが、知らぬ内に誘導され、変質していた。

(17)世界を大震撼させるニュースが飛び込んできた。
大亜連合と新ソビエト連邦の衝突である。
ウスリーク北方三十キロでの戦闘。
達也と深雪は目を見張った!
これ程、日本に近い地域で発生した軍事衝突に、日本への影響は避けられない と達也は深雪に話し掛けた。
この戦争の件で案の定、達也は風間から連絡を貰い、会談する。
達也はベゾブラゾフ、USNAスターズの動向、光宣、パラサイトの 風間が知らない情報を披露した。

(18)午前中は、早くも退屈し始めている リーナの様子見、話し相手の為、巳焼島に上陸した達也。
達也は、新しい戦略級魔法を創っているという。その様子を見て話しかけてくるリーナ。
午後からは、幹比古との封玉の練習 修行。

(19)藤林から、日曜日の午前中、座間基地にハワイ発の輸送機が到着するという連絡を貰う。
援軍のスターズ パラサイトを迎え撃つため、明日の夜到着直後に。

(20)光宣は、レグルスとレイモンドを神戸の隠れ家に置いて1人で奈良に来ていた。
彼の目的地は旧第九研、九島家の懐、本丸である。

レグルスとレイモンドだけで足りない。彼等には彼等の仕事がある。もっと手足となる者(物)が光宣には必要だった。
その頃、亜夜子、文弥は関空での捜査を続けていた。
九島家のパレードを使われた状況 写真を見て、スターズと推定される密入国者は光宣に匿われている と断定した。
その報告を本家と父親と別々にし、真夜から九研に立ち寄って2人が掴んだ情報を伝えてくる ように命じられた。

(21)九島烈と面談を果たした黒羽姉弟。話してる最中に、パラサイドールの保管してある北側の倉庫を狙い襲撃を受けた。
倉庫内に居た六人の魔法師は光宣に倒されていた。
黒羽文弥のダイレクト・ペインに、光宣はピンチになるが、倉庫内という閉鎖空間で、自爆的な一酸化窒素を作り出す魔法で文弥を退けた。
そして、16体のパラサイドールの封印を解き、戦闘の開始を命じた。

文弥がパラサイドールの反攻に向かう。
元々、痛みなど感じない パラサイトロボット!しかも、多勢に無勢で撤退を余儀なくされる。

光宣が倉庫の出入り口に向かう。

そこに、九島烈が現れた!
「十師族はお前を殺さずに捕らえると決めた。だが、囚われの身になれば、実験動物の境遇だ。 それはあまりにもしのびない。」

「せめてもの情けだ。光宣、この祖父の手であの世に逝け」

烈から致死性の魔法が放たれる。
光宣の人間の心はそれを受けいれようとした。
だが、パラサイトとしての精神が、滅びを拒んだ。

光宣は不意に意識を取り戻した。いや、現実感を取り戻したというべきか。
まるで立ったまま夢を見ていたような錯覚に陥っていた。
彼は自分の体を見回した。服のあちこちが裂け、焦げているが、傷は殆ど治っている。
彼は目を上げた。視線が前に移動した。

暗い倉庫の床に、1つの影 が倒れている。
誰だろう?と、頭を捻ったのはほんの一瞬のこと。

自分が… 殺したことを ……理解した。

大絶叫し、光宣の心が軋む、そして、自分の心にひびが入る音を、光宣の一部が他人事のように認識した。

光宣は、パラサイドール15体と共に研究所を去った。

後に残されたのは、負傷した研究員と、壊れたパラサイドール1体、捕らえられた方術師とーーーー
九島烈の遺体だった。

(22)文弥からの電話で達也は 九島閣下が亡くなったことを知った。 老師と敬われた九島烈は 公には「病死」と発表された。

(23)月曜日の一高内でも九島烈の話題に持ちきりだった。
昼休みに、エリカから声をかけられる 達也と深雪。
幹比古から今夜のことを聞いて、エリカは深雪と水波の見舞いに同席したい と同意を求めてきたのだ。
そして、レオも今夜の…幹比古との 座間基地襲撃に加わることになった。

(24)USNAの輸送機は、ちょうど到着したところだった。パラサイトは全部で4体。
空を飛ぶバイクに跨る1つの影。突如 輸送機に穴が開いて、バイクからライダーが飛び降りる。
ゼロ射撃でパラサイトに『徹甲想子弾』が打ち込まれ、悲鳴を上げ、痙攣するパラサイト。
達也はその左鎖骨のすぐ下に、右手のナイフを突き刺した。
幹比古が、基地から道路2つ隔てた公園で、封印用の呪具がパラサイトの体に打ち込まれた反応を察した。
封印術式を発動し、痙攣していたパラサイトが糸の切れた操り人形のように停止した。
二人、三人と次第に封印されてしまう。
一番魔法力が強い アークトゥルスが、意図がよくわからないけど、手にしたトマホークを輸送機の壁を突き破り投げつけた。

達也は、最後のアークトゥルスに少々手こずったが、封印は完了し、床に穴を開けて離脱した。

トマホークは術者、幹比古を狙ったものだったのだ。
レオが咆哮と共に両手を突き出し、古式魔法師が念で強化した得物を、『ジークフリート』で強化した肉体で掴み取ったのである。
座間基地から侵入しようした妖魔4体は封印されたのである。

エピローグ

横須賀基地に米軍の空母が寄港した。
空母には、日本には知らせずに、最新鋭の複座VTOL戦闘機が着艦している。
日本軍はそれが、飛行甲板を持つ超大型潜水艦から発艦した機体だとは知らなかった。
そこから、空母に移乗した彼女たちの名前は、
シャルロット・ベガ、 ゾーイ・スピカ、 レイラ・デネブ。
リーナがUSNAを出国したあとに、パラサイト化したスターズの女性士官が、2097年 7月1日 月曜日の夜、横須賀基地に潜入した。

本編 感想 27巻の展開予想

もっと要約し、字数を減らそうとしたんですが、長くなってしまいました(汗)

あとがきによると、次回の27巻は『急転編』だそうです。
筆者がスランプにならなければ、今年中って記してありましたが、最終巻まで今年中にケリをつけて欲しいですね。
まぁ こればかりは仕方がありませんが…

急転編、あともう一巻かな?最終巻は来年??
28巻で最終巻でしょうか?!

敢えて勝手に、最終巻のサブタイトルつけるならば、
『最終決戦巳焼島編』とか、final battle編とか…

急転編だけなのかは不明ですが、次の舞台は巳焼島でしょうね。

さて、リーナの活躍の場はあるの?リーナはどう動くんでしょうね? そろそろ達也の仲間になるのかな?
味方のカノープス達は?刑務所を脱走でもするの?解放されるの?それともこのまま。

さて、本編の感想…
(11)病院外での光宣の襲撃。 十文字克人は、今回はカッコいい!登場。 ヒロイン(真由美)を ここぞという最高なタイミング で助ける王子様(ナイト)って感じで。
入学時からライバルで恋仲になれない なんて言ってますが、恋仲になっちゃえばいいんじゃない?
お似合いだと思いますがね、真由美と克人。

(12)で占った行き先が 直感も入っているけど、関空なんて なんかご都合展開。
まぁ 光宣とあの二人が出会わないとストーリーが進まないのは、理解できますが。

このブログの前巻の魔法科エスケープ編(下)で予想しましたが、半分冗談で書いた“光宣と烈の身内対決”って、まさか!本当にあるとは……

次巻27巻、また、拙い予想をすると、
多分、水波ちゃんは、光宣にさらわれちゃうかな?
克人と達也が不在の時に。
もっと言えば、一番 手の薄い時間帯、深雪たちも学校に行っている間とか。

光宣も大亜連合と新ソビエト連邦の戦争のニュース見てますから、達也と克人がいない機会を伺いますよねー

仮に、深雪が病室内に居たとしても、深雪は水波が人質になって動けないか!それとも光宣に負けちゃうか?
負けるのは、考えづらいけど、展開的にはそちらの方が面白い。
深雪を害されて、達也が “本気のマジモード” になるでしょうね。もう達也も光宣に遠慮なんてしやしない。
ただ、克人・達也 最強コンビvs光宣ってのも面白そう! その前に、パラサイドールを達也と克人でなぎ倒し、フルボッコ!!のシーンも面白そうだな。

光宣は、お祖父様の烈を殺っちゃった時点で、もうなんも言い訳も出来ないでしょ!
十師族も捕獲なんてしないで、抹消する方向になるでしょうね。
光宣の自我もほぼ崩壊してるだろうから、パラサイトに占領されてしまったでしょう。暴走までいっちゃうのかな?
個室カフェで占ってた、キーワードに「島」ってあったから、光宣も巳焼島に向かうのでしょうか?
他のパラサイト化したUSNA軍の合流もあるでしょうから。
四葉家の島だし、東京の市街地じゃないから、
かなりドンパチ出来そうな!?(笑)

また、大亜連合と新ソビエト連邦の戦争が日本、いや達也たちにどう絡んでくるか!? ベゾブラゾフの三度目の正直!「トゥマーン・ボンバ」でまた達也に挑んでくるか?!
大亜連合が勝つ!って展開も面白いかも?!
いずれが勝つにせよ、余波で、日本にも繰り出してきそうですね。

(18)で達也が新たな戦略級魔法を創り出している!って。
達也自身ではなく、他の人に使ってもらうと、リーナに返答してることを考えると……
深雪、十文字じゃないよね??
もしかして、今回 出てきてない、あの人!?
一条家 次期当主、一条将輝かな?!
『爆裂』の魔法を自在に操る。
同系列の魔法だし、なんか、『トゥマーン・ボンバ』の対抗策で、達也が将輝に伝授する?(利用されちゃう?)って展開。
『俺は、光宣(みのる)の対応(闘い)で忙しい。 しかも光宣を封印できるのは俺しかいない! 将輝、お前が雑魚!?のベゾブラゾフに対応してくれ!』

なんちゃって!!!

まぁ もしそうならば、元々、戦術級の魔法師だし、達也にうまく丸め込まれて(説得されて)、基本的に人がいい 熱情型の将輝は受けちゃう気がしますがね。(笑)
さらに、ダメ押しで深雪から、
『一条さん、私達を いや この日本を守ってください、一条さんしかいないんです。』
な〜〜んて言われたら、断れない、引き下がれないでしょうねー(笑笑)
そして……日本に新たな戦略級魔法師が誕生?する。
達也に対するマークが少しは緩むかもね?!

達也さんは、筆者さんのあとがきに書いてある通り、出番が少なかったんで、次回は様々な見せ場があると思ってます。
次巻は、急転編なんで、「えっ!?こうくるか?」みたいな予想を裏切る、スピード感溢れる展開に期待したいですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

お酒類、アニメ、ラノベ、漫画大好物。 ワードプレスを初めて使っているので、色々と困りごと多し。 もうジジィなので、無理はしない!ガテン系Wワークマン。 プロフィール名は、自身名前の一部とお気に入りの書の詩人、相田みつをさんをもじって付けました。