ストーリー流れ あらすじ 概要
(1) 達也、九重寺の地下で新魔法の特訓に明け暮れる。
リーナの対決で参考にした、FAE理論を利用した近距離直接攻撃の術式魔法の習得。
雲散霧消(ミスト・ディスバージョン)が効かない相手の対応策 『バリオン・ランス』(中性子砲みたいなもの)を身につける為に。
(2) 全国高校生魔法学論コンペティションを間近に控えた9月下旬の日曜日、 達也の許に黒羽姉弟が訪れる。
彼らは真夜の書状を携えていた。
しかも、敵に尾行されていながら 達也の家の所在を知らしめる為、不本意ながら姉弟は知らぬふりをした。
書状の内容は、横浜から逃亡した周公瑾の捕縛に関する協力依頼。
命令ではなく依頼であることを訝(いぶか)しみながらも達也は了承する。
(3) 京都、奈良方面に逃れた周の足取りを追うため、藤林に連絡を取り、奈良に本拠地を構える 九島家、九島烈とのセッティングを依頼する。
そこで、達也たちは深雪と同質の美貌を持つ第二高生、魔法師 九島光宣(くどう みのる)に出会う。
(4)地元であり、古式魔法師の動向に詳しい光宣の案内で、公瑾を匿っている古式魔法師集団「伝統派」のアジトを探る達也たちの前に立ちはだかる伝統派の古式魔法師と大陸の道士。
(5) 七草家当主・弘一は周公瑾と内通していた事実をもみ消すため、腹心の名倉に周の暗殺を命じる。
京都の河畔で繰り広げられる死闘、だが、斃されたのは、名倉の方であった。
(6) 突然、もたらされたボディガードの訃報。
真由美は父・弘一に問い質すが、真相を明らかにしない。
特にボディガードだった名倉に対して、親しい訳でも、好意を持っている訳でもない。
たが、その真相を明らかにしたいため、同じ十師族で同級生の十文字では何故か? 憚(はばか)れるため、
更に、親友の渡辺摩利のアドバイスもあり、ちょうど、京都・魔法学論コンペティションで動いている達也に協力を請おうとする。
そして、第一高に達也の面会を求めて訪れるのだった。
まとめ 感想
(1)はダブルセブン編、十三束鋼のレンジ・ゼロ 接触型の術式解体の対応策として、達也の早急な対応。 ガーディアン達也は貪欲 マメだねー
筆頭執事の葉山にも、レンジ・ゼロだけではなく、十文字克人のファランクスも対応可能と返答してますね。
まさか!本当に克人と戦うことになるとは、達也も思ってもみなかったでしょうが。
周公瑾が京都に逃れ、魔法学論コンペも京都!
なんか都合よい展開ですが、まあいいでしょう。
(2)は、達也に対する『試し』。 忠誠度・従順度を真夜や分家の当主たちがみている訳ですが、結局、依頼だろうが命令だろうが、達也にやってもらうんだから、今さらな気がする。
周に関しては、黒羽姉弟の父親、熟練の黒羽 貢も重傷を負わされたんだし、もう最後の砦 達也しかいないだろ! って感じですね。
(3)で、九島家 末っ子の九島光宣(くどう みのる) 初登場。
深雪の男性版っぽいけど、病弱?!で薄幸の美少年って感じでこの巻を読んだ時は、一時的なサブキャラだと思っていたら………
そして・・・水波ちゃんとの初対面!
お互いに初恋って感じだったのかなぁ?!
最終巻では、水波ちゃんもパラサイトになって、光宣と結ばれるって、結末を迎えます。
もはや、光宣は最後の方、第2の主人公って感じで。
エスケープ編の伏線だったのかな?いや インベージョン編の大きな布石だったのかな??
(5)で名倉は返り討ちになってしまって、結局、その顛末は事件終了後、四葉家 当主の真夜に分かってしまうことになります。
尚、残念ながら、名倉は返り討ちにあった訳ですが、最後の力を使って自爆する。
その返り血(魔法で血を針として打ち出す)が小さな物だけど、周を追いつめていく展開になっていく。
(6)に関しては、同じ十師族の同級生 十文字克人に真由美は協力を頼まないで、達也に頼むとこなんか、やはり自身のほんとの気持ちに気付いてないだけで、達也に気があるんでしょうね?! 真由美は!
ただ、克人に頼んじゃうと、話の展開がおかしくなっちゃうでしょうねー
と、いうか主人公の達也が出てこないと始まらない。
学園ものから離れて、古都京都に舞台を移した、周公瑾の追跡 討伐ストーリー。
『伝統派』の術師による古式魔法のオンパレード。
現代魔法と違い、なんかおどろおどろしさと言うか、オカルト色が強く出ているように感じます。
どっちかというと、現代魔法って言うより、妖術って感じで、あまり好きな話ではありませんね。
ただ、光宣っていう今後のキーマンが出て来る巻なので、外せないストーリーですネ。
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