魔法科高校の劣等生12巻 ダブルセブン編 感想 ネタバレあり。

《主な登場人物》
主人公 四葉達也、深雪  エリカ、レオ、美月(みづき)、ほのか、雫、幹比古(みきひこ)画像
小和村 真紀画像
七草姉妹(泉美 香澄)、七宝琢磨 などの画像
十三束 鋼(とみつか はがね) 画像



プロローグ

新学期になり、達也と深雪は二年生に進級した。深雪のガーディアン候補として、達也たちと同居し始めた新入生 桜井水波(さくらいみなみ)。

同じく『新入生』の双子の姉、七草香澄(さえぐさかすみ) 双子の妹、七草泉美(さえぐさいずみ)。
新入生総代を務める師補十八家の一つ、七宝家の長男 七宝琢磨(しっぽうたくま)。 

七がつく師族家、師族補家新入生たちの様々な騒動が巻き起こる。

元生徒会長 七草真由美の双子姉妹登場!

(1)四葉家本家、旧長野県との境に近い旧山梨県の狭隘な盆地の中の無名の村。
そこでの桜井水波の本格的な模擬戦闘シーン。

第一世代の故人の桜井穂波、深雪と達也の母親である深夜のガーディアン時代同様、防御魔法障壁が得意な桜シリーズの二世代目。

魔法科高校の劣等生 8巻 追憶編 ネタバレあり。

2018-04-24

(2)雫の留学帰国祝い?!という名目で、深雪と達也は北山潮(雫の父)のホームパーティーに招待される。

三井ほのか(雫の親友)のことをきっかけに雫の母、紅音(べにお)に達也がからまれる。

そこで、小和村真紀(さわむら まき)という有名な女優と出会う。

(3)周公瑾(しゅうこうきん)登場。 
表向きは人気中華料理店の青年オーナー、その他知られている顔としては、大亜連合の圧政から逃れて、日本に漂着する亡命者を第三国へ送り出す亡命ブローカー。
 と思えば、大亜連合のスパイのような役目も担っている。

(4)達也、美月は新設された魔法工学科に、幹比古一科に転籍。エリアとレオはそのまま、二科。 
そこに転部して来た元一科、学年総合五位の十三束鋼(とみつかはがね)。
レンジ・ゼロという異名を持つ彼は接近戦は得意だけど、遠隔魔法が苦手という一面をもつ。

魔法工学科の新任教師は、ジェニファー・スミスというボストン出身の18年前に帰化した、昨年度までは魔法大学の講師をしてた推定40代の女性だった。

(5)達也、深雪と同様、生徒会副会長に就任。達也の後任として生徒会推薦枠で風紀委員に幹比古。
昨年度末の欠員補充のため、部活連推薦枠に雫が選任された。

(6)入学式当日、開会式前の式場がわからなくなってしまった新入生の誘導が達也のお役目。

そこに、父兄者代理の元生徒会長、大学生になった七草真由美が現れる。
久々の会話やりとりの中、真由美が達也に近づくシーンがあり、それを見ていた………妹の香澄。

達也が姉・真由美をナンパしてると勘違いし、魔法発動による飛び膝蹴りを敢行する双子の姉、香澄。

だが、達也は片手でいなしてしまう。

達也の手のひらに片膝乗りの体制のため、バランスを崩して、地面に落ちそうになる香澄を妹の泉美が魔法でフォローする。
あまりの不逞な妹達の無断魔法使用という反則行為に、しかも、元生徒会長という立場から真由美は激しく狼狽し、赤面する。
そして、ついに香澄の頭上に彼女のげんこつが炸裂する。
そして、逃げるように、妹たちを無理矢理引き連れて事態が収拾する。 

(7)入学式の会場が分からず、迷子になっていた隅守賢人を(すみすけんと)達也が見つけ、案内する。
 賢人は達也の魔工科の新任教師 ジェニファー・スミスの息子。
次巻のスティープルチェース編では達也を信奉し、CADのエンジニア・サブとして達也をサポートする。



新入生総代 七宝琢磨と香澄のいざこざ

(8)新入生総代の琢磨は、生徒会入りを断る。
その後、部活連の幹部候補として取り立てられた。

首席がダメなら、次席の泉美 成績が泉美の僅差の香澄に打診する。

次席の泉美は女神のような、理想の姉!?のような深雪にぞっこんで生徒会入りするが、達也の警戒心から香澄は断りを入れ、保険医のカウンセラー 小野遙から風紀員入りを勧められた。
ここでも、元風紀委員の達也の対抗心?!から風紀委員入りを了承したのである。

(9)新入生部員勧誘週間に入り、ロボ研とバイク部が賢人(ケント)の勧誘を巡り、諍いを起こしていた。
そこに、独自巡回していた部員連執行部二年生の十三束鋼と見習いの七宝琢磨が仲裁に入る。

一歩遅れて、達也と深雪も到着した。

さらに風紀委員になった、香澄も合流。

達也がロボ研とバイク部の仲裁に入ったが、次の諍い、別の発生源、琢磨と香澄が対峙していた。

鋼が中に入り、物騒なムードが多少和らいだものの、二人のいがみ合いは一向に収まる気配が無い。

そこに、生徒副会長の深雪の鶴の一声。
「皆さん、もうお戻りになった方がよろしいのではありませんか?」
と、それに続き、達也の「この件に関して生徒会は問題にしない」の不問発言で一応の収拾をみた。

反魔法師キャンペーンの陰謀

(10)七草家当主、七草弘一の陰謀。 有名女優小和村真紀との接触、そして師匠である九島烈との密談。

一高に第101旅団と縁の深い生徒(達也のこと)を生け贄にして、軍との癒着を白日の元に晒そうと画策する。

その画策とは、反魔法主義者を利用して四葉の力を削ごうとするものであった。
マスコミや人道派の政治家をも巻き込んで。

この件に関して、烈は弘一の計画には反対しなかった、いや、黙認したのであった。

(11)達也たち兄妹の家に、黒羽家亜夜子、文弥姉弟が初めて訪れた。

黒羽姉弟は四高に合格。

姉弟は一高が本意だったが、 四葉家本家、分家が1ヶ所に集まり過ぎるのは、良くないと叔母の真夜の命であった。

黒羽姉弟の要件は、USNAの国外の人間主義者によるマスコミ工作が仕掛けられている情報、そして 魔法大学にもっとも多くの卒業生を送り込んでいる第1高を標的に、
『軍事利用されようとしている子供たちの解放』
をアピールするというシナリオが描かれている、
というものだった。

さらに、文弥の細かい話には、七草弘一が九島烈に共謀を持ち掛けたことも含まれていた。

達也は、真夜の手のひらで踊らされるのを嫌悪したが、事前に情報を掴んでおいて、しかも、自身が通っている一高が反魔法勢力下にあるマスコミと政治家からの直接的なアタックを受けることを看過し得なかった。

(12)亜夜子の再度の訪問により、国防軍に対しての急先鋒、若手野党の神田議員と取り巻きのマスコミ群を連れての一高視察の情報がもたらされる。

それに対抗して、以前から達也があたためていた構想、『恒星炉』
…… 昼夜の区別なく、気象条件に左右されることもなく、エネルギーを供給することが可能になるかもしれない 魔法の平和利用のデモストレーションで封じようと画策した。

(13) いきなり来訪した神田議員達を予定通りに導き、課外授業という名目上ではあるが、香澄、泉美、深雪、水波たちのそれぞれ得意な魔法使用、魔法制御により恒星炉の魔法実験、デモストレーションは成功を収めた。

翌日、一高の公開実験に関して、予想外に好意的な記事がニュースを賑わせていた。

それ以外にも、事前の相談もなく校内に記者を入れたことを百山(ももやま)校長から野党民権党上層部に厳しく抗議したことなど により反魔法勢力は沈静化した。

(14)公開実験の件で香澄と琢磨の口論が始まる。

達也を色仕掛けでたぶらかしたなど……琢磨の下品な口調に香澄の怒りが爆発する。
それに対して、ゴシップ記事から借用した 女優小和村真紀との関係をあてこすった 『ツバメ』を引用し、琢磨のことを暗に言及した。

それを見ていた、達也たち。

自身の家のプライドが傷つけられた!と主張し、両方ともになかなか引き下がらず、結果、第2演習場で、試合をすることになってしまった!




琢磨と七草姉妹の決闘

(15)琢磨vs香澄・泉美の決闘が始まる。

七宝家の切り札の一つ「ミリオン・エッジ」 群体制御により百万の紙片を操り、刃の群雲を成して敵を切り裂く魔法。

それに対して、熱乱流(ヒート・ストーム)&窒息乱流(ナイトロゲン・ストーム)。
熱風で刃の群体を焼き払い、低酸素症で相手を無力化する魔法が発動させた。
状況は拮抗していたが、このままいけば、琢磨は低酸素症に倒れ、香澄たちは灰にできなかった刃を浴びて無数の傷を負う。

双方ともに共倒れする と判断した審判の達也は、術式解体・術式解散を駆使し、3つの魔法式を消し飛ばした。

(16)自身達の魔法を完全に制御しきれなかったという理由で双方ともに、失格!という達也の判定に不服、不満を唱える琢磨。

達也の追加説明に、琢磨の気持ちはますますエキサイトし、絶対に納得できないと、さらに達也に噛み付く、まるで狂犬のように。

そして、琢磨は今度は、達也に試合を申し込むのだった。
その分をわきまえない態度に、鋼が琢磨を床に殴り倒す。
発火寸前の十三束を深雪が抑え、後日、今度は『十三束鋼VS七宝琢磨』の決闘という図式になってしまった!

(17) まるで計ったようなタイミングで、藤林中尉から、連絡がくる。
琢磨が学校で騒動を起こしたことについて既知であり、「琢磨の後援者のことを知りたくない?」と達也に提案する。
達也は了承し、「また連絡するわ」 と藤林は電話を切った。

後日、達也は藤林と一緒に小和村 真紀のマンション近辺に居た。
そして、そのマンションに琢磨が入って行く。

その二人の様子見て、その上で会話を盗聴し、達也が軍用のムーバルスーツを装着し、真紀のマンションに侵入する。

睡眠薬ボールで琢磨を眠らせ、真紀に先程盗聴した会話を端末から聞かせて、強請(ゆす)ろうとした。

達也から真紀に取引を持ち掛け、七宝と手を切る ことと、高校生以下には手を出さないこと、を約束するなら、音声データの消去を履行する と真紀に告げた。

真紀は了承し、データ消去は履行された。

十三束 鋼(とみつか はがね)と狂犬 七宝 琢磨の対決、そして…鋼と達也の模擬試合!に発展

(18) 四月二十八日 午後三時。琢磨と鋼の試合が始まる。十三束 鋼の相当な自信から、更に琢磨の難癖防止の為、琢磨のミリオン・エッジについては使用制限無し!の特殊なルールに則り、行われた。

早速、鋼の秘技、接触型術式解体(グラム・デモリッション)が発動される。

琢磨のミリオン・エッジは全く通用しなかった。

得意の接近戦に持ち込み、ボディブローとフックのコンビネーションで琢磨は床に転がされた。

だが、彼はすぐに追撃をせずに、琢磨を見下していた。
まるで薄汚れた野良犬を見るような目つきで、侮蔑の表情で琢磨を見下して…いるように。

そのことで、一時的な怒りの激情が琢磨を支配する。

だが、最後の攻撃、20万の刃も鋼の身体に触れた途端、紙屑となった。

立ちすくんだ琢磨に決定打となる一撃を加え、
ジ・エンドとなった。

ただそこで終わり!ではなく、鋼が達也の実力も琢磨に見せて欲しい と懇願する。
そして 自分と試合をして欲しい………と。

更に、服部会頭と沢木が達也の実力を見せることに意義があると 説く。

トドメの最後に、最も強力な援護射撃として、
深雪の一言が発せられる!!

「わたしもそろそろお兄様に力を示していただきたい と思います」

無論、十三束、服部たちとは違う意味で !!!

深雪の笑顔の裏には、苛立ちが積もりに積もり、頂点に達していた。
もう達也から見て、放置してはマズい! レベルに・・

結局、達也は同意し、十三束と試合を開始する。

高次元な攻防が琢磨の目の前に繰り広げられる。

その光景を凝視していた琢磨は居た堪れず、第三演習場から逃げだした。

ロボガレージの奥の空き地。

ふいに湧き上がる、高ぶる感情が抑え切れず、右手で木の幹を殴り始める。何度も何度も。
その様子をたまたま見ていた香澄が制止に入り、ずる剥けた手にハンカチを巻く。

『なんであいつらはあんなに強いんだ』

と 香澄に吠える。

『アンタがショックを受けた強さは…きっと才能とは別のところからうまれるんじゃないの?』

と言い残し、琢磨の視界から消えていった。



エピローグ

夜の繁華街、表通りから少し逸れた路地にその店はあった。
今の主、七草弘一に指示された名倉は、既に来ていた待ち合わせの相手 周公瑾(しゅうこうきん)と対面した。
我が主(七草弘一)は周と友誼を望んでいる と告げた。

それに対し、既にマスコミ工作、魔法師全体を標的とするキャンペーンを控える手回しをしてある と公瑾は告げた。

まとめ 感想

とにかく、長い。来訪者編には及びませんが、通常の約上・下巻分はあるでしょうね!
ちなみに、達也と鋼の戦闘シーンは、原作では詳細にえがれていますが、長くなりすぎるので、省きました〜
まぁ、漫画(ダブルセブン編は完結済み)かいずれアニメ化されれば、そちらで視聴した方が良いでしょう。

タイトルにダブルセブンって銘打っていますが、トリプルセブンでも良さげがしますネ。
まぁ 七草家と七宝家の両家で、ダブル7って意味なんでしょうが。

香澄、泉美、琢磨の『七』を冠する名字の新入生騒動話し。

なんか、やっと本来の魔法学園ものに戻ってきた気がします。

この後、13巻 スティープル・チェース編 14、15巻の古都内乱編(上・下)に続く訳ですが、古都内乱編は大部分の舞台が京都に移ってしまうので、また学園もののテイストが薄くなりますね。

尚、メインは周公瑾の討伐ストーリー。

次巻、13巻の『スティープル・チェース』編の九島烈(九島家)もそうですが、また七草弘一(七草家)もそうである様に、
『策士 策に溺れる』ってことで、パラサイトロボットで九校の生徒達を実験台にしたり、よりによって周と友誼を結んだり、四葉の当主 真夜に口実を与えまくってますね(笑)

実際、先の師族会議編では、この件で真夜から弘一は(とが)められることになります。

狂犬の琢磨くんはというと、この後 改心し、良い子ちゃんになります。

そして…… 師族会議編(上)、ある師族が退くので、真夜の口添えにより、繰り上がりで七宝家が十師族入りします。

師族会議編(中)以降では、周公瑾の大師(師匠)ジーク・ヘイグの捕物帳が繰り広げられます。

ところで、十師族のこと。 二木家(ふたつぎ) とか五輪家(いつわ) 六塚家(むつづか) 八代家(やつしろ)って印象が薄いんですが。

四葉家、主人公が達也たちだから、主体なのはわかりますが、他の師族の話も出して欲しいですね。

一条、十文字、七草 、九島。そして四葉が当然絡む。

ぶっちゃけ、五師族でもいいんじゃない?って思っています。

筆者さんの思惑はよく分かりませんが、外伝みたいな 、違う師族のメイン絡みの話も読んでみたいですね。

今回の達也の恒星炉の話もマスコミ 反魔法師キャンペーンや24巻のエスケープ編でもディオーネ計画の対抗策として、何度も出してしまって、達也本人は不本意なんだろうけど、まぁしょうがない ってことなんでしょうかね?

読み手からすると、違う“伝家の宝刀”も出して欲しいな と思いました。

次巻 13巻のスティープルチェース編はあまり好きな話じゃないので、飛ばします。

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お酒類(特に酎ハイ)、アニメ、ラノベ、ボカロ、漫画大好物!
昔、ある無料ブログを二年半やってたけど、飽きてしばらくやめる。
2017年の年末年始にかけて、ブログ熱が何故か?!ムクムクと湧き上がり、2018年 2月末からまたブログをやり始める。
ITリテラシーがめっちゃ低いのに、ワードプレス(WordPress)の『有料テーマSTORK』をイキナリ 初めて使っているので、色々と困りごと多し。 現在はだいぶ慣れたけど・・・
もう若干、ジジィなので、肉体的にも精神的にもあまり無理はしないガテン系Wワークマン。
プロフィール名は、自身名前の一部とお気に入りの書の詩人、相田みつ さん、 ブログが長く続きますようにとの意味を込めて、長期連載の漫画家、ゴルゴ13のさいとうたか さんをもじって付けました。