《目次》
2人の少女の名はリネルとフィゼル
キリトとユージオが最上階に向けてセントラル・カセドラルを登っていくと、ふたりの少女と出会う。
子供だということで油断した一瞬のスキに、リネルとフィゼルは毒剣を身体に突き刺し麻痺攻撃をして来た。
動けなくなってしまったキリトとユージオ。
キリトとユージオを引きずっている間、リネルとフィゼルは自身の境遇についてキリト達に語り始める。
アドミニストレータの蘇生術の実験体だということ。
手柄を立て整合騎士として認められたいということ。
キリトとユージオを処断し、アドミニストレータに認められる絶好のチャンスが到来したこと。
その後、50階の霊光の回廊に連れて行かれてしまう。
その場所に待ち構えていたのは、整合騎士副騎士長ファナティオ・シンセシス・ツーとその部下の騎士たち。
キリトの洞察力
リネルとフィゼルをどうも怪しいと思っていたキリト。
戒厳令が出ているのに、動き回り、毒の剣を所有していること自体、訝しげだと感じていた。
なので、事前に解毒の神聖術を掛けていた。
整合騎士ファナティオの前でキリトとユージオを処刑しようする刹那、キリトに切りつけられて逆に今度は自分達が麻痺して動けなくなってしまう。
リネルの懐から解毒の小瓶を奪って、解毒のクスリをユージオに飲まし、麻痺が治って詠唱が出来るようになったら、武装完全支配術を発動するよう耳打ちする。
キリトと整合騎士副騎士長ファナティオ・シンセシス・ツーとの壮烈な戦い
最初はキリトとファナティオの剣同士の打ち込み合いの激しい戦闘だったが、
途中から 武装完全支配術を発動し、鏡を1000枚集めて作った光をもってアドミニストレータに造られた神器の剣先からレーザービームのような熱線を発生し、キリトの身体に穴を穿つ。
その攻撃で足の甲や腹に傷を負い、不利な状況になるキリト。
だが、神聖術で鏡のような防御壁をつくり、レーザービーム攻撃を跳ね返した。
兜にヒットし、整合騎士の素顔がさらけ出される。
なんと!ファナティオは女性だったのである。
ユージオの武装完全支配術 発動
キリトが再び攻勢を仕掛ける。2人の間に高速剣による斬撃の火花が散らされる。
それを見ていたユージオ、キリトの凄さをまざまざと見て小声を上げる。
んんっ?!声が出る、毒の麻痺が解けたユージオは武装完全支配術の発動タイミングを計る。
遂にファナティオは最終奥義 記憶解放術を使い、この戦いを終わらせようとする。
四方八方に四散した光のビームがキリトに降りかかる。
時には躱し、時には防御したが、またしてもキリトは傷を負ってしまう。
ただこの解放術は、キリトのみならず 少なからず、ファナティオ自身にも降りかかって来る。
ある意味で、諸刃の剣の攻撃でもある。
しかし、こんなことでキリトの闘志は衰えたりはしない。
ファナティオに再び立ち向かい、接近戦に持ち込もうとする。
ここで、チャンスとみた!ユージオが武装完全支配術を遂に発動する。
周りにいたファナティオの配下の騎士が凍りつき身動きが取れなくなる。
そして…ファナティオも。
決まった!と思ったが、ユージオの支配術は残念ながら及ばす、ファナティオはその氷の檻を溶かし始め、動きだす。
次は俺の番だと言わんばかりに、次はキリトが武装完全支配術の詠唱が始まる。
まとめ 感想
今回はキリトがオフェンス、ユージオがディフェンスというか後方支援って形になるのかな?
なかなか見ごたえがあった戦闘シーンでした。
ユージオの武装完全支配術は攻撃というか、封じ込めるってタイプのものでしたねー
それにしてもあの2人のおチビちゃん 何気に力持ち?!
キリトとユージオをズルズルと引きずって50階まで持って行くとは。
最初は可愛いと思ったけど、段々と生意気な口調になって来て小悪魔的な感じになりましたね。
アドミニストレータも子供達に殺し合いをさせ、蘇生術の実験、ろくなことをしませんナ。
30組居た子供達が、蘇生術の失敗でこの2人だけになるとは!
結局、あの2人はやっぱ子供なんですよね。
最後の詰めが甘かったでしたね。
ただ、ユージオはそれ以上に甘ちゃんというか、疑うということを知らない、お人好しですね。
子供という見た目で判断して、警戒心が足らん。
敵地にいるという緊張感が感じられんワ。
次回は金木犀の騎士、いよいよ整合騎士アリスとの再度のご対面。