さてさて、第五話。
エルフ達のいるパブ 夜の蝶での続きの話。
占いが得意というエルフちゃんが“リムルの運命の人”を水晶球で占う。
すると、あら不思議!?
ある一人の女性が映し出される
これが次回 話に出てくる、シズさんですね。
しばらく、カイジンと仲間たち、そしてリムルが気持ち良く呑んでいると、カイジンに無理な剣の発注注文をつけた大臣 ベスターが店に入ってくる。
魔物にこういう店は似合わないと言わんばかりに、嫌味たっぷりに リムルに果樹酒を垂らし続ける。
リムルは大人の対応で我慢していたが、
この光景に怒った カイジンがベスターに鉄拳を食らわせる。
その結果、引っ立てられて牢獄に入れられる。
後日、王の御前で裁判が開かれる。
英雄王 ガゼルは、カイジンに 「余の元に戻って来ないか?」と問うたが、
カイジンは、「新しい主人(あるじ)が見つかった」
と 王に返答したのである。
ガゼル王は 少し寂しそうな顔で、カイジンと仲間たちに国外追放の判決を下したのであった。
カイジン達を下がらせたあと、ベスターは一人残されていた。
英雄王は、ベスターが過去の魔装兵器暴走事件をカイジンに責任を押しつけたことを知っていた。
ベスターはカイジンの才能に嫉妬していた。
更に、ドワーフの精製技術では98%が限界と言われていた フルポーションをあのスライム(リムル)が創り出したことにも言及した。
『あのもの(リムルのこと)の繋がりを絶ったのだ、もう余の前に顔を見せるな』
と、断罪され ベスターはうなだれるのだった
こうして、リムル達はカイジン達 職人を仲間に引き入れ、意気揚々と村に帰ることになった。
リムル達が去った後、ガゼル王はリムルの底知れぬ力を警戒し、隠密部隊の長に、
「アノもの達を気取られることなく、監視せよ」
という命令を発するのだった。
ちなみに ネタバレになりますが、ベスターはこの後改心し、後々、リムル村(王国)のハイポーションやポーション精製量産開発のトップになり、裏方として支えることになります。